なかの区体協 第60号 令和5年3月31日


一般社団法人中野区体育協会に寄せて
一般社団法人中野区体育協会会長 市川 稔

 日頃から当協会の活動へのご理解とご支援に、改めて感謝申し上げます。令和4年度はコロナ禍で中止していた当協会主催事業が復活して、スポーツマンの歓喜の声が戻って来ました。同時に、国体におけるなぎなた協議成年女子の優勝、都民大会におけるバレーボール女子九人制、並びに水泳男子100mの優勝という快挙が中野区にもたらされた年でもありました。
 さて、今年は法人として具体的な事業展開を企画して、スタートさせる年と位置付けております。スポーツには「する」「支える」「見る・応援する」の三つの要素が必要不可欠です。中でも「支える」観点から、総合型地域スポーツクラブの運営に対する当協会の関わり方は如何にあるべきか考えたいと思います。区や区議会、関係者のみなさんのご意見をいただきながら、より広い区民の声が反映される総合型地域スポーツクラブの運営に期待を寄せています。
 また、先を見据えた取組みとして、スポーツ医学、運動生理学などの研究領域に関わる医療関係機関や大学と協働させていただき、健康寿命向上とスポーツの相関関係を研究するプロジェクト実現に思いを馳せております。多方面にわたるご理解をいただきたいと思います。
 昨年の総会で会長以下、役員の改選がありました。先輩が築かれた中野区体育協会の名に恥じない運営に臨んで参ります。よろしくお願い申し上げます。


■令和4年度 役員一覧
会  長 市川  稔 バレーボール協会
副 会 長  尾﨑 久夫 軟式野球連盟
副 会 長  鎌田 正義 剣道連盟
専務理事 濱本 敏典 柔道会
常務理事 石原  浩 スキー協会
常務理事 土田  実 卓球連盟
常務理事 下拂 敏行 水泳協会
常務理事 本間 孝代 なぎなた連盟
常務理事 大内 慎吾 ゴルフ連盟
常務理事 窪寺 弘昭 居合道連盟
常務理事 砂川 憲彦 会長委嘱
常務理事 霜村  登 会長委嘱
常務理事 宮﨑 徳吉 テニス連盟
常務理事 伊藤 和弘 ソフトテニス連盟
理  事 平田  進 軟式野球連盟
理  事 堀野  敏 ソフトテニス連盟
理  事 小鳥居秀興 弓道連盟
理  事 平間 和紀 バレーボール協会
理  事 若林 治代 水泳協会
理  事 小澤 淳子 ソフトボール連盟
理  事 森垣早智子 テニス連盟
理  事 菅野  清 空手道連盟
理  事 山崎 恵子 太極拳協会
理  事 鈴木 清人 パドルテニス連盟
理  事 鈴川 泰三 綱引連盟
理  事 太田 信夫 会長委嘱
理  事 来住 和行 議会選出
理  事 南  勝彦 議会選出
理  事 篠  克典 卓球連盟
理  事 横山 克己 ラジオ体操会連盟


施設名称は「中野区立総合体育館」に

 中野区立総合体育館は、中野区とキリンビバレッジ株式会社とのネーミングライツ契約により「キリンレモンスポーツセンター」の愛称を使用してきましたが、令和5年3月31日をもって契約が終了しました。
 令和5年4月1日から施設名称は「中野区立総合体育館」となります。


創立70周年を迎えて

 このたび、創立70周年を迎えた加盟団体を紹介します

区民とともに
中野区水泳協会会長 下拂 敏行

 おかげさまで中野区水泳協会は創立70周年を迎えることができました。
 現在は中野中において日曜教室、鷺宮体育館において火曜日・金曜日の教室、中野中で日曜支援教室、夏季支援教室、区民大会の開催、都民大会や生涯スポーツへの選手派遣などの活動をしております。
 ここ10年の間、教室の本拠地が中野九中から中野中に移行したこと、そしてコロナの感染拡大により様々な問題に直面して参りましたが、協会員の団結・協力によりそれを乗り越えて70周年を迎えることができました。

 日本のスイミング教室は1964年の東京オリンピックの翌年に産声を上げましたが、水泳は現在では「習い事ランキング」で学習塾と並んで常に1位をおら層ほどの存在になりました。中野区内にも多数のスイミングクラブやスポーツ団体があり、生活の一部として多くの区民が水泳と関わっています。
 今後の中野区水泳協会は数ある団体の中にあって、どのような存在価値をもって活動していくかがテーマになっていくと思います。夏休みの期間に水泳を習った小学生達が夏休みをを終えても水泳を続けたいというので、有志が集まり手弁当でその子達に水泳を教え続けた。これが中野区水泳協会の誕生のきっかけになったと聞いています。
 今後もその先人の方々のボランティア精神に根ざして、区民水泳大会を中心に区民の方々への水泳普及、健康促進に貢献することを使命として活動をしてまいります。どうか今までと同様に皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


地域柔道の発展に
中野区柔道会会長 濱本 敏典

 中野区柔道会は昭和26年11月1日に設立されました。設立と同時に中野区体育協会に加盟いたしました。
 戦後の混乱が冷めやらぬ中、柔道の復興に情熱を注がれた初代会長山田康先生はじめ当時の役員の皆様に深い感謝と尊崇の念を抱きます。以降、歴代の役員が時代の移り行く中、地域柔道を守り発展させて今日に至ります。1882年に嘉納治五郎市販が講道館を創始して以来、「精力善用・自他共栄」に代表される理念が昇華され、世界に柔道文化が広まっています。私どもは改めて講道館柔道の理念をかみしめ、今後の活動に生かしていかなければならないと考えます。
 さて、2019年以降、コロナ禍により柔道界は大きな影響を受けました。感染拡大を防ぐため、稽古は制限され大会も次々に中止を余儀なくされました。当柔道会も本来2021年に設立70周年記念事業を行う予定でしたが、やむなく2022年に延期としました。

 そんな中、2022年11月20日、中野区立総合体育館武道場において、「設立70周年記念秋季区民柔道大会」を開催することができました。同体育館で区民大会を開催するのは初めてであり、コロナ感染対策も施したうえでの開催となりましたが、122名の参加選手が生き生きとした試合を繰り広げ、記念大会にふさわしい内容となりました。参加選手、道場、関係者の皆様にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 近年、社会の変化が著しい時代にあって、スポーツを楽しむ人々の考え方も多様化しています。しかし、柔道の理念は時代が変わっても色褪せないものであると確信しています。
 今後とも役員一同心を合わせて、地域柔道の発展に尽力してまいります。引き続き中野区体育協会の役員、加盟団体の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


スキーの楽しさを広く
中野区スキー協会会長 石原 浩

 当協会が70周年を迎えるにあたり、設立時に区の職員(教育委員会)であった神山氏(基区長、元体育協会会長)並びに依光氏(元教育長)には当協会設立に大変お世話になり、また根本氏(前体育協会会長)には、理事としてご協力を頂きました。私で5代目の会長になりますが、歴代の会長も協会の基盤を作るのに大変苦労されてきました。
 当時、冬のオリンピックではコルチナダンペッソで、猪谷千春氏が回転で銀メダルを獲得し、トニーザイラーが3冠王となり「黒い稲妻」と呼ばれ、その後、ジャンクロードキリーが3冠王となり、「白い恋人」の映画・音楽が流行った1950~1960年代は、大変なスキーブームでした。

 以後2000年代まで右肩上がりのスキー人口でしたが、それ以降は減少の傾向が続き、新しくスノーボード、モーグル、フリースタイル等の新しいスノースポーツが流行っています。
 しかし、日本には四季があり、冬のスポーツとしてスキーほど親しみやすいものは無いと思っています。子供から大人まで幅広く、また年齢が高くても出来るスポーツです。只、道具に費用が掛かる、宿泊を伴うので費用が掛かるのが難点です。
 協会としては、都会の子供たちにスノースポーツとしてのスキーの楽しさを教える、またシニアには生涯スポーツとして冬の寒い時期に雪山でスキーを楽しみ健康維持に努める、競技をする人には練習会・競技会等の場所を提供する。これらを3本柱として企画運営していく所存です。
 当協会にとって東京都、中野区、体育協会からの補助金は、参加者にとっては大変有難いことです。これらを有効に使いながらスキーの発展普及に努めたいと思っています。


区民体育に寄与
中野区バドミントン協会会長 堺 榮一

 中野区バドミントン協会は、中野区社会体育担当のご指導のもと、昭和27年11月に創立し同時に中野区体育協会に加盟しました。東京都バドミントン協会への加盟は昭和50年に実現しました。
 創立以来、会長は6名、理事長は11名を数え、何よりもバドミントンを愛した多くの理事の方々の献身的な努力と情熱によって支えられています。これまでバドミントンにご理解・ご支援を頂いた皆様に深い敬意と感謝を申し上げます。

 顧みますと、協会設立以来これまでに幾多の苦難を乗り越えて今日まで歩んで参りました。都民大会の代表選考会として始まった区民大会でも、昭和45年に竣工した区立体育館では年間3大会に増えて、現在は令和2年に竣工した区立総合体育館で7大会を主管しています。
 競技普及の面では、協会主催の練習会はもとより、総合体育館・地域の体育館の一般開放、区立中学校体育館の夜間・休日の一般開放が愛好者の増加に繋がっています。
 創立70周年を機会に大会を一層充実させバドミントンの楽しさ、面白さを味わって頂けるよう努力します。併せて区民体育にも寄与できれば幸いです。本協会の発展に多くのお力添えを頂いたバドミントン関係者、中野区の関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
今後とも皆様の一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


第20回中野区民スポーツフェスティバルを開催しました

 令和4年10月9日、第20回中野区民スポーツフェスティバルを開催しました。中野区立総合体育館のほか、区内5運動施設を会場に、各種競技の体験会や講習会、ミニゲーム、試合などを行うとともに、区民体力測定を実施し、1052人のみなさんが来場しました。
 実施した競技は、バレーボール、パドルテニス、トリム体操、バドミントン、居合道、なぎなた、卓球、フォークダンス、太極拳、ダンススポーツ、ラジオ体操、テニス、ソフトボール、軟式野球、ソフトテニス、ゲートボールの16種目です。ご協力いただいた参加加盟団体、スポーツ推進委員のみなさん、ありがとうございました。



(一社)中野区体育協会は賛助会員の皆様に支えられています

 令和4年度も多くの賛助会員のみなさまからご支援をいただき、誠にありがとうございます。みなさまからの貴重な賛助会費を活用し、より一層、スポーツ振興と健康増進に取り組んでまいります。


■令和4年度に賛助会費のご協力をいただいた法人・団体
◎法人賛助会員
(株)伊藤園/鎌田工業/(株)スペース/(株)大日建設/ツカサドルフィン(株)/(株)東京アスレティッククラブ/中野小鳩幼稚園/(株)中野サンプラザ/中野柔道スポーツクラブ/(有)白銀荘/BMコンサルティング(株)
◎団体賛助会員
合気道連盟/空手道連盟/弓道連盟/ゲートボール連盟/剣道連盟/ゴルフ連盟/柔道会/少林寺拳法連盟/ソフトテニス連盟/ソフトボール連盟/躰道協会/卓球連盟/綱引連盟/トリム体操連盟/なぎなた連盟/軟式野球連盟/バドミントン協会/パドルテニス連盟/バレーボール協会/ボウリング連盟/ラジオ体操会連盟


【賛助会員年会費】
 個人会費一口 1,000円
 法人・団体会費一口 5,000円(できれば二口以上)
賛助会員は随時、募集しています。
詳しくは以下連絡策へ。
一般社団法人 中野区体育協会
〒165-0026中野区新井3丁目37番78号
中野区立総合体育館内
電話:03-3228-5543 Eメール:tai-kyou@y4.dion.ne.jp

令和4年度 顕彰者

顕彰者の皆さんおめでとうございます。

  • 東京都功労者表彰
    スポーツ功労団体 合気道連盟
  • 東京都・スポーツ功労賞表彰
    功労賞(個人) なぎなた連盟副理事長 本間 孝代
    功労賞(団体) ダンススポーツ連盟
  • (公財)東京都体育協会表彰
    生涯スポーツ優良団体 卓球連盟監事 篠 克典
    生涯スポーツ優良団体 軟式野球連盟
  • 中野区表彰
    表彰状 バレーボール協会理事長 古川 恵子
        バスケットボール協会総務委員長 丸井 哲夫
  •     

  • (一社)中野区体育協会表彰
    表彰状 バレーボール協会 女子チーム BEAST
        水泳協会 川根 正大
        なぎなた連盟 和田 うらら
               北  希織