なかの区体協 第54号 平成29年3月31日


一般社団法人中野区体育協会~設立~

 定例社員総会

 平成28年6月18日中野サンプラザ「エトワール」にて、一般社団法人中野区体育協会の社員総会が開催されました。35の加盟競技団体から選出された32名が出席しました。議長は神山会長が務め、定款、会員規程、総会運営規則、会費、役員報酬を承認し、理事及び幹事を満場一致で選任しました。

 発足祝賀会

 総会の後、会場を「スカイルーム」に移し、来賓44名、役員・社員54名総員98名による発足祝賀会が開催されました。
 主催者として、神山会長から「法人化の考えは5年以上前からあり、3年間の検討期間を経て、本日一般社団法人中野区体育協会の社員総会、発足祝賀会を迎えられることは、大きな感激です。関係者の皆様に感謝しております。」との挨拶に続き、田中大輔区長から「区民のスポーツを支える最大の団体である体育協会が法人化し、更なる飛躍をすることに大きな期待をしています。体育協会が、組織体制の強化を図り、自立した経営を長期的に継続していくこと。幅広い区民の参加を得て、地域スポーツの推進を進めることに期待しています。」との祝辞があり、北原ともあき区議会議長、公益財団法人東京都体育協会副理事長の渡邊健一様に続き、松本文明・ながつま昭衆議院議員の祝辞が述べられた。その後、窪寺専務理事の乾杯があり、しばらく和気藹々とした雰囲気の中、懇談が続いた。
 祝賀会の後半は、田辺裕子教育長の祝辞、都議会議員の川井しげお様、高倉良生様、西沢けいた様、植木こうじ様から「中野区のスポーツを支える力、スポーツの機会を創出する力、障害者のスポーツ参加を促進する力の担い手としての体育協会に期待しています。」との祝辞がありました。
 スポーツ議連会長のいでい良輔様から区議会議員一人ひとり紹介をいただき、代表して白井ひでふみ副議長から祝辞が述べられた。
 続いて、城西ブロック体育協会の副島健豊島区会長、豊泉和男板橋区副会長、髙橋かずみ練馬区会長を代表して高橋様から祝辞が述べられた。更に、中野区スポーツ推進委員会会長日比久様の祝辞があった。
 最後に本日選任された体育協会の理事・監事を代表して野田常務理事と体育協会正会員を代表して石原スキー協会会長の挨拶があった。閉会は、依光体育協会副会長の「閉会の言葉」で閉められた。


一般社団法人中野区体育協会の充実・発展を期して 一般社団法人中野区体育協会会長 神山好市

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が、いよいよ迫って参りました。
 会場整備や運営経費の負担問題等議論を呼んでおりますが、充実して世界各国から喜んで貰える大会にしたいものです。
 中野区体育協会の法人化は、社会環境の変化に対応するため、組織的に取り組んで参りましたが、昨年4月1日に手続きを終え、35の競技団体が加盟する連合組織の団体として衣替えいたしました。
 都民体育大会や国民体育大会・全国大会等への選手派遣をはじめ、ジュニア育成・区民の健康増進・体位の向上、或は青少年の健全育成など、幅広い活動を展開して参ります。今後とも、変わらぬご指導・ご鞭撻をお願いいたします。
 これまでの体育協会の活動には、区民の誰でも幅広く参加出来る「スポーツフェスティバル」、自治体間のスポーツ交流事業としては、「中野区・田村市スポーツ交流会」を隔年ではありますが実施して行きます。さらに、国際交流事業としては、北京市西城区との少年野球チームの派遣交流は、引き続いて支援して参ります。
 新しい事業としては、設置した基金を利用したジュニア育成等の具体化推進策の実現に努めたいと考えています。
 昨年8月、全日本空手道選手権大会決勝戦の模様がテレビで放映されていました。新潟県代表の小学校5年生の女の子が見事に2年連続して優勝を飾りました。放映された場面は、空手道選手権大会における「形の部」でしたが、全体から受ける迫力、スピード感、動作など、すべてにおいて大人顔負けの出来映えに感心して見入っておりました。
 このことは、競技種目に限らず、ジュニアスポーツの必要性が強く印象づけられた一瞬であった。
 また、指導者が不足していることが否めない分野ですが、パラリンピックスポーツへの取組も大きな課題であると考えています。
 一般社団法人中野区体育協会の今後における運営の充実、組織の発展のため、全力を挙げて推進するための努力を続けて参る覚悟です。
 区民の皆様のご理解・ご指導、加盟団体の更なるご協力を重ねてお願い申し上げます。


第69回都民体育大会

  1. 開催期間
    平成27年8月9日(日)~平成28年6月18日(土)までの期間で第69回都民体育大会が開催されました。
    夏季 平成27年8月9日~10月15日
    冬季 平成28年3月6日~13日
    春季 平成28年4月30日~6月18日
  2. 会場
    東京体育館・駒沢オリンピック公園総合運動場他
  3. 参加地区
    54地区(区市町村)
    選手・監督総数15,166名

 開会式は、平成28年5月8日午前10時から東京体育館で行われました。
 中野区体育協会からは、加盟団体から35名、体協役員・中野区10名が中野区体育協会旗を先頭に行進した。
 本大会には中野区から20競技種目、326名の選手・監督が参加しました。今大会の結果は、なぎなた女子が優勝、剣道男子準優勝、ゴルフ男子とテニス男子3位、ソフトテニス、卓球、弓道男子とゴルフ女子、ソフトボールの女子が5位、少林寺拳法女子4位の成績でした。
 今年も、中野区選手団男子・女子とも入賞を目指して頑張って下さい。

 試合戦評

 大将 鳴島知子
 中野区なぎなた連盟は、なぎなたが大好きな会員で成り立っています。その会員を代表して、皆から大きな声援を受け、優勝旗を中野区へ!と選手皆で望みました。毎年あと一歩で最後の勝利を逃してきましたが、今年は大会に向けて大きな気持ち、早めの稽古への取組により、優勝旗を手に入れることができたと思います。
 日々の稽古では、先生、会員の皆の力を合わせ、目標達成に向かって修練しています。一緒に稽古に励む会員の皆、応援してくれる家族への感謝の気持ちを忘れずに、大好きな「なぎなた」で人の輪を大事にする。そこに結果が付いてくるものだと信じて、これからも優勝に向けて修練していく覚悟です。


法人化後の体育協会改革 専務理事 窪寺澄安

 中野区のスポーツを統括する最大の民間団体として、社会の信頼、経営の自立、加盟団体への支援など、法人化の目的を達成するため、7つの委員会を設置しました。
 1 ホームページ運営委員会
 尾﨑・伊藤常務理事、上園事務局長の尽力で、昨年12月21日付でスタートしました。一度覗いてみてください。また、構成内容についてご意見をお寄せください。
 2 賛助会員確保推進委員会
 根本副会長を中心に、個人・法人に声を掛けていただき、3月1日現在法人23団体、個人122名が加入しています。お近くの方に声を掛けてください。何時でも加入できます。
 3 褒賞等推薦委員会
 東京都・中野区等の外部表彰推薦に加え、中野区体育協会独自の表彰規程を設け、社員総会の場において表彰するための準備を進めています。
 4 新運動施設建設運営検討委員会
 平和の森公園に建設される、屋外運動施設・新体育館の機能チェック・具体的な運用提案・施設使用料の協議など、新施設に対してアスリートの立場から適切なアドバイスを提案している。
 5 基金運用委員会
 神山会長が拠出された原資1千万円の「中野区体育協会のぞみ基金」が設置されました。特別会計による運営とし、表彰に要する経費はこの基金から支出することとしました。今後、パラリンピックを見据えて、障害者へのスポーツ支援事業を加盟団体が実施する際の経費を負担します。また、組織強化に伴う人的経費への支出も視野に於いています。
 6 業務受託組織推進委員会
 体育協会事務室を移転拡張し、人材を確保し、(1)都民体育大会・都民生涯スポーツ大会に係る業務を受託する。(2)他の指定管理者とジョイントして、現在加盟競技団体が受託しているスポーツ事業を一括して受託する。
 この課題が、法人化後の体育協会改革の最大の課題である。
 7 役員選考・改革委員会
 中野区体育協会の理事・監事の平均年齢は72.1歳であり、定年制度を検討すべき時がきている。また、女性の登用も進めなければならない大きな課題である。加盟競技団体から若い実務者を選出し、代表者会を設け、加盟競技団体と理事会の関連を密接にし、将来の体育協会を背負っていく人材を発掘する必要に迫られている。


平成29年新年懇親会

 一般社団法人中野区体育協会(神山好市会長)の新年懇親会は、1月12日午後6時30分から中野サンプラザ14階クレセントルームで約120名の参加を得て開催されました。
 鎌田常任理事の司会により、根本副会長の「開会のことば」で始まりました。神山会長の挨拶は「体育協会は、昨年4月に永年熱望していた一般社団法人中野区体育協会として社会的信頼を得ることができた。また、中野区とも施設等の受託契約を結ぶことができる組織に強化して行きます。本日おいでの田中区長様、議員の皆様よろしくご支援ください。」 
 来賓の田中大輔区長からは、「今年の新年会は、臨時職員の住基台帳からの個人情報悪用で、先ずお詫びのあいさつで始めています。いろいろご心配をおかけし申し訳なく思っています。平和の森に新しい体育館と屋外スポーツ施設を建設します。新しい体育館は、オリンピックに間合う様建設し、練習場になれば、素晴らしい記念になると感じています。また、法人化した体育協会が自立し、区民にとって、障害のある方々にとっても、スポーツの場を提供できる組織になることに大きな期待をしています。」と祝辞がありました。
 続いて北原ともあき区議会議長、松本文明衆議院議員、更にながつま昭衆議院議員代理の秘書官からも祝辞が述べられた。
 窪寺専務理事の乾杯の音頭でグラスを上げた後、田辺裕子教育長に続き都議会議長の川井しげお氏、都議会議員の高倉良生氏、西沢けいた氏、植木こうじ氏から今年の7月の選挙に向けた力強いご祝辞があり、和やかな雰囲気の中、懇親会に入った。
 さらに、スポーツ議連会長のいでい良輔議員から議員一人ひとりについて巧妙な紹介があり、副議長の白井ひでふみ氏がご祝辞を述べられた。更に、スポーツ推進委員会の日比会長から祝辞をいただいた。
 その後、法人賛助会員の方々の紹介に続き、加盟団体代表者の紹介が、依光副会長からあり、最後に、野田体育協会常務理事の閉会のことばで午後8時過ぎにおひらきとした。


スポーツ少年団サッカー大会

 トライサッカー少年団 松山光伸

 中野区サッカースポーツ少年団では、平成二十四年度からサッカーワンデイ大会を開催しています。当初はミニリーグ大会として開催していましが、雨天順延等、他チームとの日程の調整が難しくなり、ミニリーグ大会の進行は、現在のワンデイ大会の形式に変えて開催しています。
 対象学年は、小学1年生から6年生までの6学年で構成される大会と、低学年1・2年生の部、中学年3・4年生の部、高学年5・6年生の部に部門を分けた形式で行っています。
 参加チームは、中野区サッカースポーツ少年団加盟チーム・東京都サッカースポーツ少年団加盟チーム・近隣地区のサッカーチームです。主な地区は、渋谷区・世田谷区・中央
区・文京区・杉並区・練馬区・板橋区・八王子市・国立市・横浜市などのチームが参加しています。
 5人制・8人制のサッカー大会ですが、参加選手がボールにたくさん触れ、楽しくサッカーに取り組んで欲しいと願っています。
 また、勝ち負けだけにこだわらず、今後もたくさんのチーム・選手と交流をはかり、サッカーを通して、いろいろと大切なことを学んで欲しいと願っています。


第14回中野区民スポーツフェスティバル開催

 平成28年度の中野区民スポーツフェスティバルは10月10日「体育の日」、中野体育館、鷺宮体育館、鷺宮運動広場、哲学堂公園、上高田運動施設、産業振興センター、谷戸運動公園の7会場で新たに参加した躰道を含め18競技種目が行われました。
 好天に恵まれ、各施設とも大勢のスポーツを愛する区民が参加し、秋の一日身体を動かし、仲間と楽しく声を掛け合い、充実した時間を過ごすことができました。参加者は、1283名の多数にのぼり、それぞれ得意のスポーツを楽しんだようです。


平成28年度顕彰者

顕彰者の皆さんおめでとうございます。

  • 文部科学大臣表彰
    生涯スポーツ功労者 窪寺 澄安(ソフトテニス連盟会長)
  • 東京都功労者表彰
    功労賞(団体) 剣道連盟
  • 東京都スポーツ功労賞
    功労賞(個人) 濱本 敏典(柔道会理事長)
  • (公財)東京都体育協会顕彰
    生涯スポーツ功労者表彰 宮﨑 徳吉(テニス連盟理事長)
    生涯スポーツ優良団体表彰 バドミントン協会
  • 中野区表彰
    表彰状 土田 実(卓球連盟会長)
    感謝状 丸井 哲夫(バスケットボール協会総務部長)
        中島 尚雄(ソフトテニス連盟副理事長)


2017年度版「生涯学習・スポーツガイドブック」配布中

 中野区より2017年度版の「生涯学習・スポーツガイドブック」が発行されました。
 中野区体育協会や加盟団体等の主催する事業などが掲載されていますのでご利用ください。
 区役所、スポーツ関係施設、区民活動センター、図書館などで配布しています。


平成28年度体育協会物故者(体育協会現・元理事等)

故高田冨美様(87歳)太極拳連盟会長 8月23日ご逝去
故平野雅久様(69歳)ソフトテニス連盟理事長 12月6日ご逝去

生前の体育協会におけるご尽力に感謝し、体育協会会員一同心よりご冥福をお祈り申し上げます。